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人事考課制度・・・処遇を決めることよりも大切なこととは

2026.05.28 専門情報

あなたの会社には人事考課制度はありますか

人事考課制度は、企業のなかで社員を評価し、給与・賞与や等級役職などの処遇を決める仕組みのことですが、まだまだ中小企業では、その仕組み・制度が整備されていない状況です。

(帝国データバンクによると、従業員数20~100人規模で50~70%、5~20人規模で35%の導入率と言われています。なお中小企業庁では人事評価制度の構築運用の重要性を指摘しています。)

中小企業では、経営者の目の届く範囲で仕事をおこなうため経営者独自の考えで処遇を決めることができるようです。そのため、「人事考課制度はいらない」と考える企業は多いのでしょう。

人事考課制度の不備が退職者を生む理由に

先日、ある企業に訪問した際に社長様から「ある若手社員から『自分が何をすればこの会社で評価されるのかが全く見えない』『自分がどこを目指せばよいかがこの会社では描けない』と言われて退職しちゃったよ」というお話をいただきました。

その企業には古い評価制度はあるのですが、外見や挨拶の有無、仕事に対する真面目さ程度で評価をしているとのことでした。残念ながら「社員の成長意欲」を満たすものではなかったのです。

成長の仕組みはあって当たり前の時代に

近年の新卒・既卒の若い求職者が就職先の条件として「自身のキャリアアップが示されていること」「それに見合う評価制度がしっかりあること」が当たり前になっています。若い人たちの成長意欲がかつてよりも高くなっているのです。企業としても、これからの人口減少時代での若手人材獲得のためにはキャリアアップが描ける人事考課制度は欠かせない仕組みなのです。

社員を評価する本当の目的とは

社員評価の目的とは、給与・賞与や昇進・昇格を決めることだけの仕組みではないと考えます。

公平・公正に社員を評価することで、社員がやる気を出し、かつ能力を伸ばすことで成長し、結果的に会社を成長させ、会社理念の達成につなげることにあるのではないでしょうか。

人事評価が生み出すスパイラルアップ効果

良い人事考課制度が整備されていると、社員本人だけでなく結果的には会社が成長することに必ずつながります。良い制度が構築・運用されていると、

①質の高い社員が増える

②会社の業績が向上する

③社員の処遇が良くなる

④社員のやる気が上がる

⑤さらに成長する

①~⑤が繰り返される(スパイラルアップする)

「社員を成長させ業績を向上させる仕組み」である人事評価制度は、社員が生き生きとやる気をもって働けるような制度とし、運用することが大切です。

人材育成もPDCAをまわす

社員を成長させるためには、企業はPDCAがまわる制度を構築し、見直しを行いながら運用することになります。

P:この会社の社員として目指してほしい姿を示す(実際にはコンピテンシー(成果の出る人の行動特性)をベースに期待する行動を職能体系や人事評価表に示す。)

D:指導や教育の機会を与える(社員の自己啓発だけでは不十分。会社は費用をかけて機会を与えるべきです。)

C:年1回または2回、人事評価において公平公正に評価する

A:社員の成長を願い、期待や改善を要することを、納得感を得ながら伝える

コンピテンシーに着目したエルシーアールの人事考課制度構築支援

エルシーアールでは、「社員の成長=企業の成長」を実現する人事考課制度の構築サービスを行っています。またこの制度構築は若手人材獲得、離職防止のための条件にもなっています。

当社では特に、経営者が願う「目指す人物像」やコンピテンシーに着目した人事考課制度設計を1社1社に合うようカスタマイズしながら進めています。人事考課制度がまだ整備されていない企業経営者や人事担当者様、お問い合わせください。

※人事考課制度構築についてはこちらをご覧ください