【コラム】乗馬に学ぶ
メールマガジンでも何度か触れていますが、今年の2月から乗馬を始め、マイペースで続けています。特に早く上達する必要性がないため、このくらいのペースがちょうどいいですね。
きっかけ
コロナウイルスがなければ、長期休暇の際に、海外で乗馬を行っていたかもしれません。当初はその練習として始めた乗馬ですが、当然ながら海外行きはキャンセルになりました。しかし、馬のリズムが心地よく、そのまま続けています。
20年くらい前に、カルチャー教室で開催された乗馬教室に参加したことがあるのですが、そのころは友人に半ば無理やり誘われたようなもので、あまりやる気がなく、馬にもそんな私のテンションが伝わってしまったようで、意思の疎通がうまくいきませんでした。それがなぜか突然、再開しようと思ったのですから、不思議なものです。
近隣の乗馬クラブに訪問し、話を聞いてみました。まずは無料体験があるとのことで参加してみました。久々に馬に乗りましたが、あまり怖くなく、以前の感覚を思い出しました。当時は嫌でしたが(苦笑)経験ってすごいですね。
学んだこと
それから並足、軽速足、速足へと順調にステップアップしています。馬の動きに合わせ、乗る人も腰を上げ下げします。馬と呼吸(動き)を合わせるのがポイントだそうです。そうすれば馬もストレスを感じません。逆に、バランスが悪い人やいちいち騒ぐような人が乗ると、あまりきちんと動いてくれないみたいです。彼らにも感情がありますからね。また「相手と呼吸を合わせる」というのは、何も乗馬に限らず、仕事だったり、人間関係だったりと、あらゆる側面で重要なことなのではないかと思います。馬からいろいろなことを学ばせていただいています。
また、最近では雨が降った後に行うことが多く、地面がぬかるんでいます。そうなると馬も足元を取られたり、いきなりペースが速くなったりと(ちょっと焦ります)走りが安定しないときがあります。生き物ですからね。教官曰く「それにとらわれずあくまで淡々と乗っていてください」とのこと。それも実社会で大いに役に立ちますよね。
これからは?
今では、自分でスタートとストップ、方向転換の指示を出せるようになりました。やればやるほど、奥が深いですね。今後はグループで、ひたすら走る!ということを行うそうです。このままマイペースで続け、いずれコロナウイルスが終息し、海外へ自由に行けるようになったら、遊牧民よろしく大草原を馬に乗って駆け巡りたい!と胸に秘めながら、今後も楽しんでいきたいと思います。
株式会社エルシーアール 管理部 寺内 寿江