【コラム】自然な流れが大切
元気の源
今年から新卒者として新社会人になった息子を見ていると、日々四苦八苦しながらも新しい環境の中で適応すべく奮闘していることがうかがえます。先日もやっと上司との関係ができ始め、スムーズに仕事を進められるようになった矢先でまた上司が変わったようです。求められることや方法も変わったのでしょう。まだまだ苦戦が続くようです。
そんな息子にうまくリフレッシュしてほしいという思いで、趣味で気分転換をしたらと声をかけていたのですが、ここでちょっとした発見がありました。どうも息子を見ていると趣味をやっていてもどこか満足感を得づらいようなのです。趣味がホントに好きなことか云々よりも、頼まれごとをこなしたり何か手伝いをしたりした時のほうが本人の表情は明るく、すっきりとした様子なのです。
人それぞれの自然な流れ
親の私から見ると、彼にとっては自分が好きなことを突き詰めるよりも、誰かのために役に立った時またお手伝いをした時などに自己の存在感を満たして気持ちよく動いているように見えるのです。本人は気づいていないのかもしれませんが。
そして人それぞれ自分の自然な形や流れがあるのかもしれません。
そんな風に思う時、私もまた、職場での動き方や考え方が最近少し変わってきたように感じています。
自分との向き合い方
私は間接部門ということもあり、ほかの社員から「〇のような資料を作ってほしい」などと頼まれる事が多々あります。そのやり取りの中に、もししっくり来ない内容があったとしても、自分なりに折り合いをつけて仕事をするようにしてきました。それはそれでよかった点もあったのでしょうが、そんな中、最近はそのしっくりこないことを相手に伝えるようになってきている私がいます。
仕事を引き受ける時、自分なりに納得感を持ってからでないと自分がうまく回り始めないことがわかってきました。そのため求められていることも具体的に言ってほしいし、そもそもその仕事はどんな影響や価値をもつものか自分なりにしっかり相手とやり取りをするようなってきたのです。それをふまえてから取り掛かる仕事はとても楽しいし、自分の中でとても自然であり、やりがいをもって取り組むことができるのです。
思ったことは口に出そう
会議においてもそうです。なんとなく空気を読んで発言を避けることも多かったのですが、最近は思ったことは、とりあえず口にするようになってきました。もちろんその時使う言葉やいい方は相手の立場やメンツをつぶさないように配慮はしているつもりです。それでも、自分の中で生まれた小さな違和感を押し殺したり無視したりして進めることはできない自分がいるのです。
そんな状況で仕事ができたとき、これが今の自分の自然な流れになっています。
淀みなくそれぞれの自然な流れでお仕事を
時の流れと共に、人も流れていることが自然であると思います。止まってしまうことは滞ってしまうこと、それは淀みとなり大きなストレスにつながります。リズムよく仕事をすること、人それぞれが、それぞれなりにきっと実行していることだと思います。
これから、いろんな状況下で生きていく中で、ご自分だけが止まり滞ることなく、行きやすい道を見つけながら皆で進んで行ければと想像していますが。
皆さんの生きやすい流れとは、どんな流れでしょうか。
株式会社エルシーアール 管理部 課長 福田 典子