【コラム】言葉のチカラ
新年を迎え、不安になるニュースが続いていますが、「2024年は昨年よりも良い年に!」と気持ちを鼓舞している人も多いと思います。
今回は気持ちを高める “言葉のチカラ” について書いていきます。
冬休みの宿題
突然ですが、私には小学生の子供が2人居ます。
私が子供の頃もそうでしたし、昨年の我が子もゲームやYouTube等、
遊んでばかりで冬休みの宿題をなかなかやらない・・・
と悩まれている方もいらっしゃると思います。
しかし今年の我が家は昨年と違いました。
冬休みに入って、昨年末には自主学習以外全部終わっていました。
アレ(A.R.E)
昨年のプロ野球は阪神タイガースが38年ぶりの日本一に輝き、
岡田監督が掲げたスローガン 【A.R.E.】は2023年の新語・流行語大賞にも選ばれました。
目標を意味する 「Aim」、敬意を意味する 「Respect」、力をつけることを意味する 「Empower」の3つの英単語の頭文字を合わせたスローガンです。
選手はもちろん、日本中に「アレ(A.R.E.)」 という言葉が浸透されたと思います。
言葉のチカラ
「アレ(A.R.E.)」 にあやかり、冬休みに入った我が子に、「いつまでに宿題終わらせる?」 と投げ掛けると、「今年(2023年)中」 とコミットメントしました。
正月に妻の実家に泊まりに行くのを楽しみにしている子供たちは、自分で目標を掲げ、やり始めました。
私が仕事から帰ると、「今日は〇ページやったんだ!」 と自慢げに話してくれ、
「その調子!このペースなら、ばあばの家でいっぱい遊べるね!」 と返すと、
「明日は〇ぺージ終わらせる!」 とさらに意気込んだ様子で2023年中に宿題を終わらせることができました。
その人によって何が適切な言葉かは異なりますが、言葉は人のやる気に影響が出ると痛感しました。
これは子供だけでなく、部下育成にも通ずるものだと思いますので、
相手がどう考え、どんな行動をしたのか、それに対して相手が受け取りやすい最適な言葉を投げ掛けることがコーチングスキルの 「承認」の第一歩だと思います。
株式会社エルシーアール 事業推進部 係長 鈴木 郁央