新年、あけましておめでとうございます。エルシーアールの倉住でございます。みなさまは年末、年始どのように過ごされましたでしょうか?私は、年末に風邪をひき寝込んでいました。年明け前に復活しましたが、結局、寝正月になってしまいました。今年は、体調管理をしっかりしていきたいと思っています。毎年、同じことを考えている気がしますが・・・。
さて、弊社は今年で30期目の年となります。これからも皆さまに有益な情報を伝えたりより良いお手伝いをしたりできるように努めてまいりますので、今後とも宜しくお願い致します。
BCPとはどんな計画?
以前より私どものメルマガにおいて、BCPについて何度か話をさせていただきました。ご存じの方もいらっしゃるかもしれませんが、BCPとは、「Business Continuity Plan」の頭文字を取って表しています。日本語で言うと、「事業継続計画」という意味になります。
一体、何を計画するのかというと、災害やテロ攻撃、新型ウィルスなど、業務に支障をきたすような出来事が起きた際の対応策を準備しておくというものです。例えば、社員がどのように行動すればいち早く会社の事業を復興させられるのか、会社がどこでどのように事業を復旧させるのかの計画を立てておくことです。
BCPの策定の目的とは?
このBCPとは、3.11の東日本大震災が起こる前からあったのですが、あまり知られていない状況でした。震災後、災害後の事業復旧について意識が高まり、色々な企業などで注目するようになりました。海外では、災害よりもテロ対策での意識が高いように思われますが、日本では自然災害を中心とした計画を立てる企業が多いように思えます。
実際、2019年10月の大型台風の影響と爪痕は今も各地に残っていることは皆さまのご記憶にも新しいのではないでしょうか。近年、いつ、どういった災害が起きるのか予測が出来ない状況です。だからこそ、今のうちから事業継続の為、社員の安全の確保のためにも、取引先のお客様のためにも、有事を想定した備えが必要なのです。
今こそ、動き出すときです!!
しかし、実際に準備している企業は多くないように思います。
先日、お伺いした建設業のお客様の話では、前回の台風時に社員がどのように行動すればよいのか、会社として、どこまでの範囲で二次災害防止に着手すればよいのか、非常に悩まれたそうです。
そのため、この機会に社長は、BCPのような有事の際の基本的な基準を設けることで、前回のような混乱がなくなり、社員も安心できるということで、策定に前向きに考えるようになったとおっしゃっていました。これは建設業に限らずどの業種、企業にもある程度の基準を作ることにより、いざ災害が起きた時に悩まずに行動が取れ、その分の余裕も出て来るとともに、会社として社会貢献も可能になってくると思います。
よりよい運営のために
しかし、策定するだけでは、BCPを上手く運用できるとは言えません。BCPの中に避難訓練などをはじめ、しっかりと教育することを盛り込む必要があります。避難場所の確認や、安否確認の訓練など、社員の意識の底上げが必要になってきます。会社として意識を上げることで、実際に運用した時にスムーズにできるようになります。
そのためにも教育が重要であり、年間を通してどのように社員に教育していくかという計画を立てる必要があります。もし、策定にお困りがありましたら、いつでも弊社までお気軽にご連絡いただければと思います。
株式会社エルシーアール 事業推進部 係長 倉住 準
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