【コラム】目は口ほどに物を言うのはなぜ?

 

 

 

 

 

 

 

梅雨が明けたとたんに、うだるような暑さが続いています。コロナ禍と暑さの二重苦ですが、皆さん体調管理には十分気を付けてくださいね。ついつい暑さのために冷たい飲み物をとりすぎたり冷房で体を冷やしたりすることも体調不良の原因となります。

 

コミュニケーションの「基本のき」とは

社員研修の講師をしていると、「コミュニケーション」をテーマに話をすることがあります。一人では生きていくことができない人間が必要とすることの一つです。どんな職業の人も大なり小なり日々積み重ねていますよね。むしろ当たり前すぎて社員研修のような場でないと学ばないことかもしれません。

コミュニケーションを取り扱う上で私は「聞く」ということの重要性をお話しします。よく「話下手」「人前で話ができない」のように「話す」という自己表現に苦手意識や問題意識を持っている人が多いです。自分の気持ちや考えを時に端的に時に表現豊かに伝えられたらそれはそれでとても良いことだと思います。

 

聞くことのすすめ

ただ、相手とよい関係性を作るうえでまず大切にしなくてはならないことは「聞く」ことだと私は考えます。例えば話がたどたどしくても一生懸命話をしている人が目の前にいることを想像してください。いやな感情にはならないのではないでしょうか?むしろ、この人に応えたいと熱心に聞こうとする人のほうが多いと思います。

しかし、「聞く」行為は、自分の中では聞いているつもりが、実際のところは全然人の話を素直に聞けていないことが多々あります。例えば、商談のような場合でもココスで友達と話をしている場合でもいいです。ついつい「次は何を話そうか」「こう切り返そう」などと入ってくる情報とは別のことを考えながら聞いていませんか?当然私も含め誰もが経験していることだと思います。つまり聞いているようで聞いていないことが多くあるということです。

 

できているようでできない「素直に聞くこと」

だから、相手の話と自分の話にずれが生じてしまい、どちらもどことなくしっくりこない、商談で言えば、気づいたら相手の求めていることを適切に捉えられずに、うまくいかないとうことになっていきます。

あるお寺にこんな言葉が記されていました

「自分の心から一度離れないと、人の言葉は入らない」

まさに言いえて妙だと思います。

傾聴の基本は、相手に寄り添うことです。心から相手はどんな思いを持っているの、その背景には何があるのか、本当はどうしたいのか、一度自分の頭と心は空っぽにしてみるところ始めて見てください。

 

会話は相互のコミュニケーション

そして話を聞くときには相手の表情を見ながらというのが最も重要と言っても過言ではありません。なぜなら話している人は、聞いている相手の目や目元の筋肉の動きから、今の状況についての情報を得るからです。つまり、話しながら相手の表情から「このまま話してもいいかな?」「相手は興味を持っているのか?」という判断をするのです。

ですから、いわゆる「ながらの聞き方」は最悪ということです。

昔から「目は口程に物を言う」と言いますが、これもまた昔の人は心理を突いているのだと思います。楽しい話をしていても表情が伴わなかったり、目が笑っていなかったりすると、違和感を持つのは、目の周りの動きを見て判断したことなのです。

ぜひ人と話をするときには相手にしっかりと心と顔を向けて、相手に安心感を与えながらじっくり聞くところから始めてみてください。

株式会社エルシーアール 事業推進部 千葉 和輝