Case Studies

新人の 「成長」 を後押しするのは、先輩の 「寄り添う心」 と日々の小さな 「声かけ」

2026.05.15 人材育成

新入社員が配属され、先輩たちが 「教育担当」 として動き始めるこの季節。どの職場でも、新人が安心して働けるように、どう寄り添えばいいのかを考える優しい時間が生まれます。今回は、県北エリアにある企業様で開催した 「教育担当向けコーチング基本研修」 をご紹介します。

自分ごとに置き換え、気持ちを共有する時間

研修の最初に取り組んだのは、「理想の先輩」 と 「良くない先輩」 を書き出すワークでした。 受講生が自分が新人だった頃を思い浮かべ、「どんな事を先輩にしてもらったのか」 「あれは不安に感じた」など、ワークシートに書き出していただきました。受講生の皆さんが自分の経験を丁寧に振り返っている姿が印象的でした。

個人ワークが終わり、書き出した内容をもとにグループでの話し合いが始まると、会場の雰囲気が一気に温まり、「ああ、それ分かる」 「自分も同じことで悩んでいた」 「うちの部署でもあるよね」 などの声が自然に飛び交い、参加者同士が “自分ごととして” 気持ちを共有し合う時間になっていきました。
特に、 「気に掛けてくれる先輩は安心できる」 「言うこととやることが違うと、どうしたら良いのか分からなくなる」 という意見には、各グループから多く発表され、深い頷きとともに受講生みんなが共感している様子が伺え、会場全体がひとつの気持ちで繋がっていく瞬間がありました。

新人が育つ “関わり方の型” を整える

研修後半では、会場の空気が柔らかくなったところで、学びの内容へ。
・ 後輩の存在を認める 「ストローク」
・ 叱る前に褒める、叱った後にフォローする
・ 目標設定の 「SMART」
・ 「GROWモデル」 による対話
・ 傾聴の7つのスキル

これらはすべて、新人が安心して育つための “関わり方の型” です。どの内容も特別な技術ではなく、 「先輩の小さな行動が、後輩の安心につながる」 という視点で研修が進み、参加者の表情が次第に柔らかくなっていくのが分かりました。

振り返りの時間には、 「まずは “見る・声をかける” を大事にしたい」 「叱ることに不安や抵抗があったけど、フォローまで含めて一つの行動だと分かった」 などの意見があり、“まずはやってみよう” という前向きな表情の受講生が多くいらっしゃいました。

最後に、新人育成は、知識や技術を教える前に、安心して相談できる関係づくりが必要だと、私は思います。その関係は、「見る」「声をかける」「認める」「寄り添って聴く」 といった、先輩の小さな行動から生まれます。今回の研修は、その “部下・後輩育成の関わり方” を整える時間になったと思います。もし、職場でも 「部下・後輩との関わり方」 や 「先輩の指導力を高めたい」 などがありましたら、状況に合わせた研修やサポートをご提案いたしますので、ぜひ一度ご相談ください。

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