Case Studies

「指示待ち」から「自ら判断する組織」へ~組織再構築のコンサルティング事例報告(中間報告)

2026.07.02 組織力強化

はじめに

今回はISO9001に基づいた「組織再構築コンサルティングの事例」を紹介します。

創業からトップダウンで着実に成長

この企業様は栃木県の製造業で、売上・利益ともに優良な中堅企業です。
現在の社長は創業者から事業を引き継ぎました。創業者はトップダウンで企業を大きく育ててきました。
創業から短期間で急激に成長した企業で見られる一つの経営手法です。
以前は業務の全てについて創業社長が判断をして業務を進めてきました。社員は状況を口頭で報告するまでが自分のやることだと思い、必要な資料も作れていませんでした。判断に必要な資料は創業者からの指示で現社長が作っていました。

社長の悩み

社員は今も、すべての業務について社長に判断を求めてくるそうです。管理職やリーダーも自分の担当している業務についても、自分で判断することが自分の仕事だとは考えていないようです。
そのような状況の中で、社長から「ISOを取っているが機能していないので、社員の責任と権限を再構築できないか」とのご相談がありました。

組織構築に有効なISO9001

ISO9001は社員の役割と責任、権限について確立することを求めています。
今回のコンサルティングでは管理職とリーダーを集め、手始めに「プロセスアプローチ」を各自が作成するところから始めました。プロセスアプローチとは以下の内容になります(ご存じの方もいらっしゃるとは思いますが)。

参加者の変化

初めにコンサルタントからプロセスアプローチの内容と書き方の説明をしました。
参加者の多くは、図の中心の枠(自分の仕事=日常管理)を書くことで精一杯でした。しかし、他の参加者が書いたプロセスアプローチ図を画面に映し、コンサルタントが質問や助言をしながら作り上げていく様子を見るうちに、理解が深まっていきました。
コンサルティングが始まるときには、多くの参加者が「こんな面倒そうな打ち合わせに参加するなら、仕事をしている方が良い」という態度や眠そうな目つきでした。
コンサルティングは毎月1回開いています。その間にプロセスアプローチ図を完成する宿題もあります。
各部署のプロセスアプローチ図はかなり出来上がってきました。次は各プロセスをつなげていきます。

それに伴い、参加者の皆さんの様子が少しずつ変わってきました。皆さん真剣に懸命に取り組まれていました(つづく)

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