エゴグラム診断を用いた部下指導 実施事例 栃木県県央部
エゴグラム診断を活用した人材育成マネジメント —— 部下一人ひとりの個性を理解し、離職率を低減する育成法
≪ 個性を尊重する人材育成が、職場を変える ≫
「部下の育成がうまくいかない」 「離職率が高く、定着しない」 と悩む企業は少なくありません。
その原因の一つは、画一的な指導による育成ミスマッチが考えられます。部下の個性を理解せずに指導を行うと、適切なコミュニケーションが取れず、信頼関係を築くことが難しくなります。
そこで今回ご紹介するのが、エゴグラム診断を活用した人材育成のマネジメントです。
診断結果を通じて、部下の性格や思考傾向を把握し、それに応じた指導方針を策定し、上司に面談を実施しました。
例えば、論理的な説明を好む部下には 「理屈を重視した指導」、感情を大切にする部下には 「共感を伴う対話」を意識的に取り入れました。これにより、指導の納得感や満足度が高まり、人材育成の質も向上しました。
≪ 研修内容 ≫
(1) エゴグラム診断研修 (部下及び上司対象)
(2) エゴグラム診断結果を踏まえ、部下指導指針の作成
※ 弊社で指導指針を作成
(3) 部下指導指針を基に上司面談
≪ 信頼関係が生んだ職場の変化 ≫
診断結果を活用した面談を実施したところ、部下の反応が大きく変わりました。
「自分の性格を理解してもらえている」 といった声が増え、職場のコミュニケーションが改善し、組織風土にも変化が見られました。
そして、毎年継続して行うことで離職率は大幅に低下し、定着率が向上しました。
単なる指導改善ではなく、個々の特性を活かす人材育成の実践が組織全体の成長につながることを示した好例となりました。
≪ 人材育成を見直し、組織の未来を変える ≫
この事例から得られる教訓は、「一人ひとりの個性に合った人材育成」を行うことで、部下の能力を最大限に引き出し、組織の活性化につながるということです。
画一的な指導ではなく、部下の特性を尊重しながら育成することで、信頼関係が構築され、職場の定着率が向上します。
この事例では、新入社員に対し、エゴグラム診断を実施し、配属先の上司と面談を行っています。
「人材育成」 という観点から考えると、下記のような組み合わせでも効果は得られると考えます。
≪ 組み合わせ例 ≫
・ 次期管理職を担う中堅社員とその上司
・ 若手社員と育成担当
階層別でも、または部門ごとに取り組んでも良いと思います。
社員教育や従業員の定着率などで、お悩みを抱えている方、このアプローチを導入してみませんか?
人材育成の質が変われば、組織の未来も変わるかもしれません。
株式会社エルシーアール 事業推進部 係長 鈴木 郁央