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ISOマネジメントシステムや人事考課制度で中小企業様を元気にしたい

エルシーアールでコンサルタントを始めて10年になりました。この仕事に就いた理由が「地元の中小企業を元気にしたい」の思いでスタートし、その後いろいろな企業に対応させていただいております。
最終的には企業に元気になってもらわないと困りますから、キャッチフレーズは 『せっかくISOをやるなら「儲かりまっか」』になってほしいんです。

ISOに取り組みたくても、忙しくて手が回らない、人材不足で任せられる人材がいない、ということから二の足を踏んでいるメーカーなどの企業様が多いと思います。でも取り組むための工夫はたくさんあります。例えば、時間が無ければ工夫して作ることもできます。日中ではなく夕方から研修を実施する企業もありました。またコンサルティングのための訪問時間を短くし、訪問回数を増やす対応もしてきました。きめ細かい対応ができる地元ならではのエルシーアールの強みです。

ISOや人事考課制度を導入する目的がはっきりしている会社は成功しています。コンサルティングの初めでは現状把握をきちんとやってもらい、「当社の課題はなにか?」を明確にして見える化します。そして課題が見えてきたらISOを利用して課題を順番に改善していけば(引きずっているタイヤを一本ずつ外すことで)即応性があるスタートダッシュが効く会社になります。ISO導入には、それぞれの会社に独自の悩みや目的がありました。ここでは、3社の事例を紹介します。

A社の場合(建設業)
社長が一人で頑張っているため(頑張りすぎるため)、社長を支える部長クラスが育っていないので、社長に何かトラブルがあったら会社が傾いてしまうようなリスクを背負っている社長以下横一線の組織で、社長の思いを汲んで自主性や主体的に動ける社員がいない会社でした。その危機感から社長は、ISOを導入して部門長に相当する人に責任の委譲や権限の委譲をし、社長が行っている管理の一端を部門長に代行させリスク分散をしたいと考えていました。

この場合のコンサルティングは 少数先鋭で行うことで社長の片腕になる人材を集中的に育て、少しずつ意識作り、組織作りを進めるコンサルティングが有効でした。

B社の場合(管工事業)
建設現場は各現場代理人に任せているため、現場ごとに個人商店の集まりのようで横の連携が無く、組織として成り立っていないことから、社長や部門長への報告もほとんどされず、各施工現場で何が起きているかわからない状態でした。社長からは、このような報告連絡相談が途切れてしまっている状態を打破したい、この縦割り管理に横のつながりの意識を持たせ、仕事を面でとらえられるような管理をしたいとの要望を受けました。
この場合のコンサルティング研修は、根底にある社員間の信頼関係が薄いことが原因ととらえ、各部門の責任者と部下2名程度に出席していただき「自分の相談すべき相手は誰なのか」を意識付けしました。

C社の場合(設備業)
社員をさまざまな教育研修に参加させているが、個人の成長がなかなか業務のレベルアップにつながらないため、何が不足しているのだろうと考え、当社は会社組織として成立していないことに気付き、何とか総力戦で仕事に向き合えるよう社員の意識を変えたいとの意向を社長がお持ちでした。
この場合のコンサルティングは、仕事のキーマン(リーダーや課長)に参加してもらい、横のつながりや情報の共有(他の現場で何があったか気にする)の重要性を意識してもらうようにしました。

まとめ
3社とも大掛かりな指導を行ったわけではありません。社員全員に少しの意識が付いただけなのです。そう、コンサルタントがきっかけ作りや火付け役になっただけなのです。
3社それぞれに社長の悩みはあり、仕事と人の管理システムであるISOや人事考課制度の導入を検討され、実際に支援してきました。

私にとっては、「その後、意識改革が進み、4~6年経過した頃から人の質や仕事の質が向上したよ。利益に還元されるようになって、稲見さんが言っていた『儲かりまっか』ができてきましたよ」という社長からの言葉をいただくのが、ISOや制度導入に携わった身として一番の誉め言葉になります。より儲かるようになって、会社と社員に元気になってもらうことが、皆の幸せにつながることだと思っています。

株式会社エルシーアール コンサルタント 稲見 敏之

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