リーダー研修 実施事例 製造業 栃木県中央部
皆様、大変お世話になっております。エルシーアールの倉住です。本日は、最近研修をスタートした企業様の事例をご紹介しようと思います。
本日、ご紹介する企業様は、栃木県中央の製造業のお客様です。相談があるとご連絡を頂き、私は、すぐにお客様の元へ訪問をしました。お伺いして、色々と話しを聞くことができました。
現在の課題は?
現在の課題をヒアリングすると、部下をもっている管理職やリーダーの方がしっかりと部下のマネジメントが出来ていないというものでした。具体的にはどんなことなのか詳しく聞いてみると、コロナ禍の状況になり、部下との距離が広がり、コミュニケーションを取ることが以前より少なくなってきてしまった模様。仕事の指示のみで、部下の育成というところが弱くなっている状況とのことでした。その結果、以下のことが問題として発生してしまいました。
【問題1】
部下が指示待ちになり、自分から動こうとしない
【問題2】
急に辞めると言い出す
という問題が発生している様子でした。特に問題2の部分はとてもやっかいで、次の会社を決めてから、辞める報告をするというものでした。担当者は、相談の余地も与えられないまま辞められてしまうことに、すごく頭を悩ませている状況でした。上司もしくはリーダー、先輩社員が部下、後輩とのコミュニケーションが取れていれば、辞めると決める前に相談が乗れたのではないか、そうすれば、会社でもフォローができたのではないかと思うところがあるとのことでした。
提案させていただいたこと
そこで、担当者から部下をもつリーダー以上の社員を対象に研修を通して、部下との距離を縮めるコミュニケーション力をもう一度、身につけて欲しいと依頼を頂きました。
私は、社内に一度持ち帰り、部下のコミュニケーションを中心としたカリキュラムを作成しました。研修の概要としては、
【実施時間】
3時間×6回
【講師】
ベテラン講師
【カリキュラム内容】
① リーダーとしての役割認識
② 報連相の前に「ザッソウ」を増やそう
③ 「承認」を行う必要性
④ タイプ別のコミュニケーションの取り方
⑤ 質問の仕方
⑥ 褒め方・叱り方
以上の内容で研修を提案し、実施することになりました。毎回の研修終了時には、弊社の取組みシートを実施してもらうことにしました。この取組みシートは、研修終了毎に、学んだことに対して、各自で次回の研修までに目標を設定し、実施後に自己評価をして頂くものです。自己評価後には、必ず上司の方からコメントをもらうものです。研修だけで終わらないように意識的に落とし込みを行っていきます。
何回か研修を終えて
現在、こちらの企業様は、第3回目を終了して、意識的に改善が見られ、部下とのコミュニケーションも増えている様子があるようです。取組みシートの内容も確認すると各自のコメントがしっかり書かれていて、研修の成果が出ている様子です。これからも研修は続きます。私たちも研修をしっかりと見守っていきたいと思います。
株式会社エルシーアール 事業推進部 課長代理 倉住 準