【事例】社員研修 建設業 栃木県県南部
県南で建設業を営むお客様の研修事例をご紹介いたします。
こちらのお客様は、社内で課題図書を設け、従業員の皆様に本を読んだ感想をレポートにまとめるといった取り組みをされています。
非常に従業員様のことを考えている企業で、従業員様同士話し合い、「こんなことを学びたい」 「現状から考えると、こんなことはできないか」 等、ボトムアップで社長に相談し、取り組まれています。
課題図書
今回の課題図書は、『 Think CIVILITY 「礼儀正しさ」 こそ最強の生存戦略である 』 という本でした。
『 Think CIVILITY 』 は、職場での礼儀が組織の生産性や社員の幸福度にどのような影響を与えるかを解説したビジネス書です。礼儀正しい職場文化が、業績向上と良好な人間関係に重要な役割を果たすと強調しています。
この本について、読んでレポートにまとめるだけでなく、従業員全員で理解を深め、意識を合わせていきたいとご要望をいただき、3時間の研修をお客様と一緒に企画していきました。何度も打ち合わせを行い、特に取り上げたい項目や理解を深めていきたい項目をピックアップし、カリキュラムやテキストを作成していきました。
研修当日
講師にも事前に、お客様の事情や今回の企画した背景、研修で講師から発信して欲しい内容を事前に共有し、当日を迎えました。研修がスタートすると、従業員の皆様もレポートにまとめていることもあり、内容理解も高く、スムーズに進行していきました。
ピックアップした要素としては、
・ 「10/5ウェイ」
・ RASA
(Receive:受け止める/Appreciate:尊重する/Summarize:要約する/Ask Questions:質問をする)
・ 無礼な態度を取られた時に自問自答する3つのこと
上記3点の理解を深めるため、メラビアンの法則や傾聴スキル、アンガーマネジメントについても触れ、ロープレや
グループディスカッションも織り交ぜながら進めていきました。
受講者様の反応
「改めて学び、いい経験になった」 「研修に臨む前は、自分はできていると持っていたが、いざ研修でロープレを行うとできていなかったことが多々あった」 「今後、このように行動を変えていきたいと思う」 というような回答をいただいた受講者様が多く、一緒に企画を進めた方も大変満足をいただいておりました。
最後に、今回私としても本をテーマにした研修で、ゼロからの提案で私自身でも本を読んだり、お客様と細かく打ち合わせを繰り返し、非常に心に残る研修だったと思います。そして研修後のお客様の表情を見て、少しでもお役に立てたこと、心から嬉しく思います。
今後も多くのお客様のお悩み事に寄り添い、私にできること、エルシーアールとしてできることを増やしていければと思います。
株式会社エルシーアール 事業推進部 係長 鈴木 郁央