IATF16949認証取得コンサルティング実施事例 製造業 栃木県県南部
今回は、IATF16949認証取得に取り組んでいる事例をご紹介します。
この会社は栃木県南部にある製造業の企業で、自動車産業をはじめとする多くの産業で使用される部品を製造しています。
この会社では、納入先から「自動車関連部品については、自動車部品製造に特化した品質マネジメントシステムであるIATF16949の認証を取得したほうが良い」とのアドバイスがあり、エルシーアールへご相談をいただきました。
《IATF16949とは?》
IATF16949は、ISOの品質マネジメントシステム「ISO9001」をベースに、より高度な品質管理を求める規格です。従業員に求められる力量も、より高いレベルが必要とされています。
例えば:
・ISO9001では、「必要な力量の明確化」「教育の実施」「教育記録の作成と保存」など、品質を維持して業務を遂行するための知識や技能が求められます。
・IATF16949では、さらに「必要なトレーニングを受け、業務に必要なスキルを継続的に習得すること」、「自身の業務が全体のプロセスにどのように影響を与えるかを理解し、規定された手順に従うこと」、「リスクを特定し、適切に対応する能力を持つこと」などが求められます。
また、内部監査についても自社のみならず、自社が使用する部品の購入先や協力企業に対しても監査を実施することが求められます。
さらに、IATF16949の構築・運用には、5つのコアツール(※今回は詳細を省略)の効果的な活用が重要です。
《認証取得のご担当者様からのご提案》
この会社では、20年以上にわたってISO9001を運用してきました。
しかし、ご担当者様は「まだ従業員がISO9001をしっかりと運用しきれていない部分がある。IATF16949の厳しい要求事項をうまく運用するには、ISO9001の運用強化が不可欠である」と考えていました。
そのためエルシーアールには、「IATF16949の立ち上げ経験があり、実務に即した運用面まで相談できるコンサルタントによる支援」をご依頼いただきました。
《エルシーアールの取り組み》
ご担当者様とは、「ISO9001の運用強化」と「IATF16949認証取得支援」を並行して進める方針で打ち合わせを行いました。
コンサルタントには、大手企業で海外工場のIATF16949認証取得と運用を主導した、経験豊富な担当者を起用しました。
ISO9001やISO14001などの認証取得・運用支援はもちろん、今回のように要求事項がより厳しい認証への対応も、エルシーアールではご支援が可能です。
認証取得に関してご相談があれば、ぜひエルシーアールまでお問い合わせください。全力でサポートいたします。
株式会社エルシーアール 参与 大木 啓樹