受講して終わりになっていませんか?
背景:研修後の変化と組織力の「見える化」へ
ある製造業の企業様で、管理者向けの研修を行いました。その後、経営者様から以下のご要望をいただきました。
「受講者が研修内容を実務に活かせているか確認したい」
「受講者のリーダーシップの資質や育成課題を明確にしたい」
そこで弊社では、第三者の立場から受講者一人ひとりに対して個別面談を行い、以下の3点を客観的に分析しました。
• 研修内容の理解度・実践度
• 組織課題への意識
• リーダーとしての資質と育成課題
さらに、企業全体の育成方針や今後の施策へとつながるフィードバックを実施しました。
目的:管理者一人ひとりの声を可視化し、組織の成長を後押し
今回の管理者面談の目的は大きく分けて以下の4点です。
1.研修後の内容理解と行動への転化状況の確認
2.管理者としての役割認識と資質の把握
3.各自のマネジメント課題・今後の成長課題の抽出
4.組織全体で抱える潜在的課題の「見える化」
中小企業では、管理者がプレイングマネージャーとして業務とマネジメントの両輪を担うことが多く、時間的・心理的余裕のなさが、組織課題の顕在化を妨げる要因となることも珍しくありません。今回は、外部の立場である我々が面談を行うことで、素直な声や「本音の課題」を引き出すことができました。
面談から見えた組織の実情と変化への兆し
面談対象者は5名。各自40分前後の面談を通して、以下のような傾向が浮かび上がりました。
1.リーダーシップの意識は高まっている
研修を通じて、リーダーとしての役割意識、部下育成への意欲は各人に見られました。一方で、多くの管理者が「時間に追われて考える余裕がない」「計画より目の前の業務が優先される」との声を上げており、時間管理・目標管理のスキル不足がボトルネックとなっている様子も見受けられました。
2.職場風土は安定も、変化への挑戦が課題
現場には比較的良好な職場風土があり、従業員同士の信頼感や責任感は高い水準にありました。ただし、変化や革新を避ける傾向も見られました。
3.リーダー個々の「成長余地」が明確に
個別面談では、以下のような特徴が抽出されました。
• リーダーとしての役割意識が強いが、業務で余裕がない方
• 部下育成を積極的に行う一方で、ビジョン構想が弱い方
• 問題解決力や論理的思考はあるが、実務への活用ができていない方
• 主体性と情熱に優れるが、時間管理やチームビルディングが課題の方
共通して見られたのは、学習意欲の高さでした。今後、体系的な学びと定期的なフィードバックの場を設けることで、個のポテンシャルは大きく開花していくと確信しています。
提言:次の一歩は「心構え × スキルの体系化」
本面談の結果を踏まえ、以下のようなステップで人材育成を継続していくことを提言しました。
優先育成テーマ
1.チームビルディングスキルの習得
─ 部下を任せ、支え、共に動く力を育てる
2.タイムマネジメント研修
─ 優先順位の見極めと仕事の段取り力を強化
3.目標管理能力の向上
─ 自他の目標を「設定し」「管理する」ことで成果に導く
加えて、「考える時間」を確保できる仕組みの整備や、職場内でのフィードバック文化の醸成も併せて提案しました。
お客様の声
「これまでは“やっただけ”の研修で満足していたが、面談の報告を受け、研修を受けさせた従業員へ再度気づきを与えられる事。また、うちの従業員に必要な研修が明確になった」との声をいただきました。
私たちエルシーアールは、今後もお客様の人材育成パートナーとして、現場の声に寄り添いながら、「人を育て、組織を変える」支援を続けてまいります。
※研修についてはこちらをご覧ください
株式会社エルシーアール 事業推進部 橋本 陽大
