【コラム】「書く」ことのススメ
エルシーアールの寺内寿江です。今回は「書く」ことについて執筆していきたいと思います。
「書く」ということもいろいろありますよね。こうして自分の意見としてコラムの原稿を書く。子供の頃などの読書感想文もそのような感じですよね。その他、仕事をする上で考えをまとめるのに書き出す。アイデアを書き出す。はたまた、スケジュール等を書き出す・・など、考えてみると「書く」にもいろいろあります。そう考えると、「書く」ということは私たちにとってとても身近なものであるのだということに気づきます。
しかし、それに反して「“書く”ことに関して、抵抗のある人が多いな」とも感じていました。子どものころの感想文が最たるものです。大人になってからだと、コラムをはじめとする自分の考えを他者に伝えるものでしょうか。
ちなみにあるライターが、自身が主催したセミナーで「文章を書くのが得意な方は手を挙げてください」と言うと、100人中1人か2人くらいしかいないことがあったそうです。
私は上手い下手は別にして、文章を書くのがさほど苦痛ではありません。中学のころ、「生活ノート」という、毎日先生とやりとりをするためのノートがありました。毎日の出来事や思ったことを書いていると、先生に「あなた、文章が上手ねぇ~!ぜひ大学に進みなさい」と言われたことがあります。毎日の出来事を好きなように、好きなだけ書いているだけのことで、自分では「頑張っている」だなんて微塵も感じません(これは今でも、メルマガでの執筆でもそうなのですが)
そう考えるとそもそも文章を書くことが好きなのだと思います。
「文章を書くのが苦手」という人に聞いてみると、「最初の言葉が出て来ない。何から書いていいのか分からない」「うまく組み立てられない」などという言葉が返ってきます。それはどうしてなのかと調べてみたら、「学校で文章の書き方を習ったことがないから」だという説があります。確かに、改めて考えると、書かせられた経験は覚えていますが、改めてどのように書いたらよいかを習ったことがないかもしれません。皆さんはどうですか。
書き方は教わっていないのに、読書感想文や作文、レポートを次から次へと書かされてきて、ますます苦手意識が湧いてしまったという人も多いかもしれません。
私が以前参加したセミナーやリトリートでは、最後にまとめとして感想文を書いていました。講師の先生によると最後に文章でまとめることで、学んだことを整理し、まとめることができ、今後の自身の日常生活に落とし込めることができるそうです。よくインプットしたことを書いたり話したりするなど、アウトプットすることで効果がさらに高まると言いますが、まさにこのことだと思います。
意外に多いのは、自分で「苦手だ」と、思い込んでいる方も多いように思います。謙遜の文化を重んじる日本人に多いと思うのは私だけでしょうか。多民族国家の海外をよく旅をする私とすると、細部に至るまで整えることや100%相手に伝わるということなどないと考えています。「ある程度伝わればいいや」と書き出してしまうと、案外に波に乗りすんなりと進むかもしれませんよ。
最近では「文章の書き方」なる本もありますし、ネットでも情報を拾えますので、苦手意識のある方は一度トライしてみてはいかがでしょうか?きっと世界が広がり、創作意欲が湧き、仕事でもプライベートでも充実した時間を持てるに違いありません。ぜひ、試してみてください。
株式会社エルシーアール 管理部 寺内 寿江