【コラム】コロナがもたらす本当の怖さ①
今年は梅雨が長く、明けたと思ったら酷暑、そう思っている間に気づけばずいぶん寒暖の差が大きくなりましたね。体調を崩しやすい時期でもありますので、皆さんご自愛ください。
季節は変わるものの、相変わらずコロナによる大きな不安とストレスが社会全体を覆っています。自ら命を絶ってしまった著名な方々の報道も、これまでになく多いと感じています。どうしてもコロナによる影響と結びつけてしまうのは私だけではないでしょう。
コロナが人と人とを遠ざける
コロナ禍においては、生命・医学・経済など様々な視点から連日ニュースや新聞などを賑わせています。ただ、最近それを上回る怖さがコロナにより起こりつつあるのではないかと考えるようになりました。
人と人とのコミュニケーションです。コロナに対する恐怖観念により、人と人との意思疎通が大きく阻害されてきています。これは誰しも少なからず感じていることと思います。人と人との関係が遠ざかってしまっているのです。
例えばテレワークの場合
働き方もテレワークの導入などがずいぶん聞かれるようになりました。この対応はコストダウンというメリットもありますね。通勤にたくさんの時間をかけていた人にとっては有り難いことかもしれませんね。ただ、一方でテレワークの場合と会社に出社した場合の人と人との会話量を比較してみたら、いったいどれくらいの差が出るのでしょうか。データはありませんが、皆さん少し想像するだけでもその差は歴然ではないでしょうか。
たしかに人とコミュニケーションをとらなくても気にならないという方やそれがわずらわしいと考えていた人もいるでしょう。けれどだからと言って本当に人と、ずっと話をしなくてもよいという人はいないでしょう。(つづく)
株式会社 エルシーアール 管理部 課長 福田 典子