【コラム】アサーションで自分も相手も大切に②
こちら(アサーションで自分も相手も大切に①)の続きになります。
アサーションができていると
アサーションができるということは、自分が感じたことと話すことや行動することが一致して心のバランスがとれているということになります。
そこでアサーションを日々行っていくための具体的な方法についてです。
まずは自分と相手を対等に見ることが重要です。自分にとって普通なことがあるように相手にとっての普通があるものです。例えば何かお願いをすること自体はいいのですが、それに対して相手も断る権利を持っているということです。もちろん逆もしかりです。
自己認識が相手に伝えられる第1歩
次に自分の感情を認識することもポイントになります。相手の言葉や要求に対して受け入れられなかったり、感情的になったりすることがあると思います。その時に具体的に相手の何にどんな感情を持っているのかを認識することが非常に重要になるのです。
また、相手からどう見られるかを意識しすぎないことも重要です。これが強くなりすぎると「正しいこと」「無難な事」に針がふれ、他人の反応を推し量ったり、他人の印象を意識したりして自分の心に規制をかけるのです。そうしているうちに心を削ってしまうのです。
気持ちをため込まないために
そこで私と同じように気持ちを我慢しがちな方に実践してほしい相手とのコミュニケーションのスリーステップです。
ステップ1:相手のどの言動に不具合を感じているのかを理解し、伝えること
ステップ2:その言動に自分がどんな気持ちになっているのかを理解し伝えること
ステップ3:自分が今後どのようになってほしいのかを知ってもらう
要は自分の考えを相手に知ってもらわなければ前進しないということです。
アサーティブコミュニケーションを実践し、自分のペースでいいので、自分の考えを素直に伝えられるといいですね。
株式会社エルシーアール 管理部 課長 生方 優子