ISO14001の新規取得・ISO9001への統合 実施事例 建設業 栃木県中央
今回は、私、倉住がISO14001の新規での取得をお考えの企業様の事例を書かせて頂ければと思います。こちらの企業様は、栃木県内にある建設業のお客様です。今までにISO9001を弊社ではなく別のコンサルティング会社にて取得しているケースになります。
まずはスケジュールの提案から
最初に、弊社にお問合せいただき、訪問しご要望をお聞きしました。ISO14001を新規での取得を希望していて、尚且つ、現在持っているISO9001のスリム化とISO14001との統合を目指していらっしゃるとのことでした。訪問した際に私は、現在のISO9001の資料を見せて頂きました。ISO9001のボリュームが非常に多く感じられたので、一つ提案を行いました。フォーマットを弊社のものに切り替えて運用した方が、運用も楽になるでしょうとお伝えしました。先方も納得して頂き、再度、スケジュール等をご提案させて頂きました。
スケジュールとしては、まず初めにISO14001の単独での新規取得を目指し、その翌年にISO9001をスリムにしつつ、ISO14001と統合していくプランをご提案しました。先方にも無理ないようにして、確実にできるスケジュールの組み立てを行いました。
いよいよコンサルティングのスタート
無事に、お客様にスケジュールの納得をいただき、ISO14001のコンサルティングがスタートしました。今回のコンサルタントは、弊社でも長く、多くの企業にISOの指導をさせて頂いたベテランの者が担当しました。
まず、コンサルタントが始めたのは、その会社の事業内容や会社の環境についてのヒアリングを行いました。弊社のコンサルタントは、コンサル開始のときは、ヒアリングから開始するケースが多いです。なぜなら、その会社のことをしっかりと理解して、最適なISOを構築する為です。現在のISOでは、必要な書類以外は、無くすようにと言われています。弊社のコンサルタントは、ムダな書類は作らないようにしてあります。
その後は、その会社の環境に関する状況を確認していきます。ゴミの分別や処理方法などです。ISO14001の規格に沿ってシステムを構築していきます。正さないといけないルールや現在行っていることのルールを社内の共通ルールにしていきます。そして、文書化も、その会社にあった言葉遣いや、用語に直してマニュアルを作成していきました。弊社のマニュアル作成では、新人の方にもわかるようになるべく、その会社にあったマニュアル作成をしていきます。
そして実際の審査です。審査では、その会社が独自で行っていきます。弊社のコンサルタントは、参加しません。弊社では、なるべくその会社独自でISOを運用できるように審査はコンサルタント抜きで行っていただきます。
審査を終えて
無事に審査が終わると、改善事項がでてきます。そこを弊社のコンサルタントと一緒に考えていきます。次回までにどのようなプランで、どのように行動していくかを決めていきます。それを審査会社へ報告し、無事にISO14001の認証となります。
こちらの会社も無事に認証を受けることができました。次回は、ISO9001との統合の話をしていこうと思います。
株式会社エルシーアール 事業推進部 係長 倉住 準