ISO9001/14001統合取得 実施事例 建設業 栃木県
今回の事例では、2社のグループ取得。ISO9001とISO14001との統合取得の事例を書いていこうと思います。
こちらは、栃木県内にある建設業の企業様です。ISOを取得は初めてなのだそうです。当初は、「ISOは難しい」というイメージがあったようですが、その印象を払拭するために、なるべくスリムなシステムへ創り上げることが必要だと思い、必要最低限で文書作りを行いました。
今回のコンサルティングの内容としては、書類作りは、弊社が担当する形でお客様には負担がかからないように行うこと。2社での統一マニュアルを作成し、運用しやすい形をとることをメインに行いました。
初めは、マニュアルを作成するために、一つ一つ現在の業務内容の確認をしていきました。業務での流れや、社内での会議や打合せはどのように行っているのかをマニュアルに落とし込んでいきました。今回のマニュアルは、1冊にまとめるのではなく、共通マニュアル、品質だけの要求事項の品質マニュアル、環境だけの要求事項の環境マニュアルの3冊で、使っていてもわかりやすい形で作成することになりました。
2回目以降からは、弊社が初回でヒアリングした内容をたたき台として作成し、現状の業務と合っているかを確認しながらマニュアルの作成を行っていきました。修正する際、普段使っている言葉を反映させることにより、マニュアルに慣れてもらい、読みやすくすることができるようにしていきました。
マニュアルが一段落した後は、記録類の作成を行い、弊社のフォーマットを利用しながら、作成をしていきました。こちらは、お客様側でもご協力いただきました。
文章関連が出来上がってきた段階で、主力社員を集めてISOのガイダンスを行いました。2社同時に行う為に、オンライン形式で行うことにして、ISOとは何か、自社のマニュアルの解説、記録類の使い方の解説を行いました。ガイダンスの後は、内部監査の講習を行いました。講習後には、参加者には修了証の発行をしました。
その後は、お客様の協力により、内部監査とマネジメントレビューの実施を行い、審査を迎えることができました。
初めての審査では、緊張もありましたが、コンサルティングを受けていただいたことにより、しっかりと理解していただき、特に大きな問題もなく終えることができました。お客様も安心して受けられたとのことでした。
今後は、運用はしっかりと自社で行って頂き、1年度のサーベランスも弊社でフォローをしていきたいと思っています。これからISO認証を考えている企業様がいらっしゃいましたら、お気軽に弊社までお問合せいただければと思います。
株式会社エルシーアール 事業推進部 課長 倉住 準