【コラム】乗馬に学ぶ・2

 

 

 

 

 

 

以前、乗馬についての記事を書かせていただきました。その時は教官とのマンツーマンレッスンで、しかも「空気を読んでくれる」馬だったので、初心者にはうってつけという内容でした。だいぶ昔にやったこともあり、わりと順調に進んでいました。「いずれは障害なんてできたらいいな!」と思っていましたが、それは甘かったということがわかってきました・・・。

 

初心者、卒業!?

初心者のときは、馬場の片隅でレッスンしていました。経験者は、輪になって、グループレッスンをしています。教官の指示に従い、並足、軽速足、速足と鮮やかな手綱さばきで走っています。「寺内さん、次回から、あちらでみなさんと一緒に行うので、ヘルメットを持ってきてください。乗馬用じゃなくても構いません」とのこと。

内心、「えー??」と思いました。しかし、初心者レベル卒業ということで、喜ばなくてはならないのですが、まだまだ不安なところはあります。取り急ぎ、次のレッスンまでヘルメットを用意しないといけません。本格的にやろうとすると、やはり数万円はしてしまいます。一応、ビジターでゆるく細々と続けるということで、メルカリで未使用品を購入しました。品物が届き、かぶってみましたが、果たしてこれでいいのだろうか?と鏡を見るとまだまだ馴染んでいない自分がそこにいます(苦笑)

 

ドキドキして輪の中へ

初めてのグループレッスンの日がやってきました。他のメンバーが並んでいます。

私のところにも馬がやってきて乗りました。私にとって初めての馬です。他のみなさんは慣れたもので、すぐに輪になり並足を行っていました。

私はというとスムーズに馬に指示が出せず、出遅れてしまいました。輪になるように歩くよう指示を出すのですが、これもうまくいきません。だんだん焦ってしまい、手綱を引くバランスも崩してしまいました。きっと馬にしてみれば、進むのか止まるのか、混乱してしまっていたことでしょう。

トホホ・・といった感じで少し休み、また出だしました。すすめの指示なども「その10倍くらい強く出してください」とのこと。なかなか難しいです。文字通り、踏んだり蹴ったりの初回でしたが、教官が時間を取ってくれ、今までの復習をしてくれて、とてもありがたかったです。「最初はみんな、こんなもんですよ。ビジターの方は3回くらいで辞めてしまうんですが、ここまで続けてくださったのは珍しいですよ」との言葉に救われました。

 

引き続き・・

ちょっと凹んでしまった感もありますが、「せっかく始めたんだし、地道に続けていこう」と思います。「まずは馬を動かすことですね」とのこと。今までは教官が指示を出していましたが、自分で馬とコミュニケーションができるように、というのが課題です。

そしてまだまだ「大草原で乗馬」という夢はあきらめていません!それを楽しみにしながら継続していこうと思います。

株式会社エルシーアール 管理部 主任 寺内 寿江

 

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