栃木県をはじめ緊急事態宣言の発令範囲が広がる中で、都道府県や市町村での独自の発令も増えてきました。一人一人が自覚を持ってできる努力を日々しっかり行っていくことが不可欠だと思います。一方でますます日常でのコミュニケーションが不足していくことが考えられます。今回はそんなコミュニケーションについて最近考えていることをお伝えします。
コロナ禍でのコミュニケーションだからこそ
私のまわりだけでなく、コロナ感染防止として今はできるだけ人との接触を避けていると思います。だからこそ貴重なコミュニケーションの場を生かしたいのですが、みなさんは人と話をしたことで心がモヤモヤすることはありませんか?
例えば自分とは異なる考えを押し付けられたり、自分の考えを伝えきれなったりするときです。そういう時はどうしても相手に非を求めてしまいがちです。ただ、その心のモヤモヤの原因となるコミュニケーションを選択しているのは自分でもあるのです。
前述の例で考えると、「自分の考えを言うべきか。どうしようか」などと迷い、「相手との関係がくずれるかな」とついつい不安に駆られて本心を我慢してしまう。誰しもが経験したことがあると思います。コミュニケーションは互いに築くものである以上、相手が一方的に悪いということは実は考えづらいということです。
では、どのようにすれば自分の考えを上手く伝えられるのでしょうか?
自分の思いをため込まないアサーション
正直私は自分の考えを発言しないでため込むことが多いです。ただ、確かなことは自分の思いをため込みすぎると心が疲れてしまうことです。やはり自分の考えを上手く相手に伝えることができればいいと思います。
そこでお勧めの方法として「アサーション」があります。「アサーティブコミュニケーション」とも呼ばれていますね。
アサーションとは
アサーションとは、相手の立場や思いも尊重したうえで自分の考えを伝えることです。つまり、相手のことも対等な人と見ること、そして自分自身が持つパワーや考えを信頼することが重要なポイントになります。
自己主張は3つに分類できるそうです。相手を否定し、自分の考えを押し付けるタイプが「アグレッシブ」、反対に自己否定をして自分の考えを発せず我慢するのが「パッシブ」。この2つの間で自分も相手も尊重するのが「アサーション」になります。
次回は、アサーションができているとどのような効果があるのか、具体的にお伝えしたいと思います。
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株式会社エルシーアール 管理部 課長 生方 優子