ついに栃木県でも緊急事態宣言が発令されました。ますます国民・県民に「我慢?」が強いられているようです。医療崩壊の危機がさけばれるなかで、一人一人できることをしっかりやらなくてはと思う一方、ウィズコロナをどう生きるのかという視点も必要なのではないかと感じる今日この頃です。
動かせるものと動かせないものとを見極める
ウィズコロナをどう生活していくのが良いかなど日々考える中で、先日の会議で「動かせるものと動かせないものがある。動かせるものに時間を使おう」という言葉が飛び出し、私は「なるほど!」と強く納得しました。昨年からのコロナへの対応を積み重ねていくうちに、なんだかもったいない時間の使い方をしているのではないかと感じることがしばしばあります。つまり、未知のコロナウイルスに関して動かすことができない事実にばかり目が言っているのではないかと感じ始めていました。
聞く話によると、コロナ菌は、特性や名前を変えながら数億年前から地球上に存在するそうです。そう考えると、目に見えないコロナ菌を人間がどうこうすることは不可能だということが分かります。ある地方から発生したもののように報道されていますが、大昔から存在していたことにも改めてびっくりしました。
自分を見つめる
コロナウイルスに限らず、人間が知っている自然現象は、ほんのわずかです。そのような自然を相手に、これまでのわずかな情報から今後を想像して対抗することなど不可能だと私は考えます。報道も錯綜していますが、何の意味も無いように感じています。
そんなコロナに関してできることは何かと考えると、一つには自己の免疫力をできるだけ高められるような健康的な生活習慣を送ることだと思っていますがいかがでしょうか。
例えば食生活を整えることはどうでしょうか。塩分・糖分を控える、食べすぎない、間食は控える・・・。これだけでも日々の積み重ねにより、免疫力強化に大きな差を生むことは医学的にも証明されています。
このほかにも日常レベルで自分なりに取り組めることはいろいろあるようです。ストレスとの付き合い方の中では、運動や散歩という基本的な身体のストレッチだけでなく、映画を観る、趣味を見つける、そして例え人に対する場合であっても、向ける顔は笑顔にしてみる。日々のこのようなことは小さなことですが、実は相手への気遣いだけでなく自分の気持ちをも整える効果があると聴いていますね。
こんなときだからこそ
「できないこと」「我慢すること」に悩むのではなく、終わりを見えない現状の中で今私たちにできることを考えていきませんか?今までの生き方や楽しみ方、人間らしい生活と思っていた生き方が変わろうとしています。だからこそ自分達らしく人間らしく前に進んでいきたいですよね。
こんな時だからこそ一方的に流れてくる情報だけを鵜呑みにして踊らされることのない「自分」でいることが大きな意味を持ってくるような気がします。もちろん正しい情報をキャッチすることは必要なのですが、何が正しいかがわからないのが現状です。それならば過剰に反応するのではなく、自分ができることを見つけてそれに集中するという基本に立ち返り、自分の生き方を見つめ直すことです。これができるかできないかで、早く環境に慣れることができるか、それとも過去に囚われてすでに無いものを追い続けて苦悩に苛まれてしまうかが、決まって来るような気がします。
皆様もぜひ、動かせないものに執着するより、動かせる部分を見つけて楽しい日々をおくりませんか?
株式会社エルシーアール 管理部 課長 福田 典子