【コラム】自助自律を活かせる会社の作法

 

 

 

 

 

 

ご無沙汰をしております。
事業推進部の大木です。

エルシーアールでは「自助自律の人づくり」を企業理念としています。自助自律で志を同じくする会社で一緒に仕事をしていく作法について考えてみました。

第一の作法は?・・お互いの「強み」を知る

第一の作法は、お互いにどのような強みの持ち主で、どのような働き方を望み、何にやりがいや満足を見出しているのかをできるだけ理解する事ではないでしょうか。強みこそが人に活躍の機会を与え、組織(会社やチーム)に役立つ人材に成長する主な要因なのではないでしょうか。

人の強みを知る手掛かりは、ほかには見当たらない特異なスキルや知識や経験に着目し、その背景にある個人的な動機や、失敗や成功体験、職歴などを常日頃の雑談などを通して理解することが大切です。

チームが自助自律だけで行動していては、全体の統率が取れないこともあります。お互いの強みを知ることは苦手なことも知ることです。一緒に仕事をする人がお互いの強みと苦手なことを知っていれば、相互にカバーし合えるチームに自然と成長していきます。逆説的ですが、そうならなければチームとして機能しないのですから。

第二の作法は?・・・相互支援の関係をつくる

第二の作法は、人それぞれの興味関心や志向性、働き手として抱えている制約を理解し、サポートの必要性を相互に承認することです。このような相互支援の関係を作らなければ、組織で一緒に働くメリットの大半が失われてしまいます。

十人十色ともいうように、人の興味関心や志向性はまさに奥深く多様であり、その本源的な欲求や動機を仕事の課題に直接向けることができれば、多様なモノの見方に基づく深い思考力、入念な注意力、異次元の発想力が組織にもたらされます。そのためにこそ、私たち一人ひとりが抱えている現実の制約を克服できるようチームのメンバー同士のサポートが必要になるのです。

               株式会社エルシーアール 事業推進部 参与 大木  啓樹