BCP認定コンサルティング実績例 建設業 栃木県壬生町 3社合同

・業務名:事業継続力認定

・対象者:各会社選出メンバー

・回数:合同コンサル3回 個別訪問2回

 

合同コンサルティング開催のきっかけ

壬生町にある建設会社様より問い合わせがあり、訪問させていただきました。現在、国交省で認定している建設業における事業継続力計画(BCP)の認定を目指したいというお話が伺ったところからスタートいたしました。

ご担当者様からは災害が起きた時の会社としての行動計画を、改めて仕組みとして取り入れたいという意向をお聞きしました。また、建設業での入札参加資格において加点になることも理由の一つでした。さらに同業種の2社合わせて合計で3社での認定を目指すことになりました。

 

コンサルティングの進め方について

弊社からの提案としまして、3社合同で基本的な部分の構築を行い、個別で対応しなければならない部分は、それぞれ個別での訪問を2回行う形でコンサルティングがスタートしました。期間は4ヶ月(月に1回ペース)で申請書類の作成を行い、提出後の修正としての訪問を1回ずつ行うことになりました。

 

具体的なコンサルティングの様子

初回のコンサルティングでは、事業継続力計画の基本的なガイダンスを行い、提出までのスケジュール、それぞれの役割分担などを行いました。効率的にコンサルティングを進めるために、次回までに進めていく内容を確認しました。具体的には、会社での担当者決めや協力会社への協力依頼など、お客様自体でしか決められない内容が中心になります。

協力会社というのは、現在利用している燃料を補給しているところや業務でよく利用している会社との協定を結ぶことです。

なぜそのようなことが必要かというと災害が起きた時に、いち早く事業を復興するための資材の調達ができる仕組みを作るために必要になるからです。

 

認証取得までの丁寧なフォロー

その後も順調に書類づくりやシステムの構築が進み、4回目の終了時には提出できる書類まで一緒に作成していきます。通常、出来上がった書類は、約40ページ計画書となります。

提出後は、国交省から指摘事項が必ず来ることになっています。その後、指摘事項に対する修正を行い、再度提出を行います。それが5回目の訪問となります。最終訪問では書類の修正以外にも面接の練習を行います。この認定では書類審査以外に各企業の面接を行うことになっています。面接は、コンサルタントは参加できないので、この練習が非常に重要になってきます。受け答えの仕方などをレクチャーしていきます。

今回の3社合同では、3社とも面接もクリアし無事に認定することができました。

 

認定後の感想

3社からの下記のようなご意見やご感想をいただきました。

・無事に期間内に認定できてよかった。

・コンサルタントが上手くリードしてくれてスムーズに書類作成できた。

・合同での取得ということもあり、他社を意識することで計画的に進めることができた。

 

弊社では、これまでに北関東を中心に250社以上の企業様のBCP認定にお手伝いさせて頂きました。これからもその企業様に合わせた計画を作成させていただきたいと思います。

株式会社エルシーアール 事業推進部 係長 倉住 準