評価制度の導入について

皆様、いつも大変お世話になっております。エルシーアールの倉住です。本日の事例は、栃木県内にある建設業様の人事考課、評価制度のコンサルティングについて書かせていただこうと思います。

皆様の会社では、評価制度の導入をしていますでしょうか?会社によっては、「もう導入しているよ」「今ちょうど、準備している」「まだまだこれから」等、さまざまだと思います。このコラムでは、弊社のコンサルティングのやり方等も踏まえ、書いていこうと思いますので、是非、参考にしてみてください。

今回のお客様は、評価制度の導入を検討されています。目的としては、会社として評価基準を明確にし、頑張っている人にはしっかりと会社が評価し、それに見合った報酬と、教育の機会を与えていきたいとのことでした。

現在は、どのように評価しているのかをヒアリングしたところ、社長が一人で評価をしているようでした。賞与時期もまた、社長の感覚で設定しているとのことでした。
しかし、社員自身が頑張っているのに支給が上がらないなどの意見が増えてきている現状や、他社に流れるのを防ぎたいとのことでしたので、実績に応じた評価シートを作成することになりました。その際、評価項目は、なるべく少なくしてほしいとの要望がありました。

これらを元に、弊社のコンサルタントと話し合い、項目を少なく、仕事内容に見合った内容にしていくことに決まり、コンサルティングを進めることになりました。

その企業によって、仕事の内容が異なります。ですので、しっかりと業務内容を部署ごとに細かくヒアリングしていきます。その他には、役職者によって業務内容が違ってくるので、こちらも部署ごとにヒアリングしていきます。こちらの企業では、工事部と総務部の2部署にて、一般職、管理職として4シートを作成する方向になりました。評価方法も弊社では、業績評価、意欲評価、能力評価の3種類を入れ込んであります。業績評価では、段取りや、コストダウンを意識しているかを評価内容に入れ込みました。意欲評価は、責任感や協調性なども入れ込み、能力評価では、コミュニケーション力、理解判断力などを入れ込んで作成を行っていきました。

完成した評価シートを先方からも納得いただいて、今後、使用していくことに決まりました。作成した後は、評価する側に、評価の仕方や評価に片寄りがでないように研修を行いました。

その後、スタート時期を決めて、社員全体に説明会を開き、実際に仮評価をする方向となりました。実際に評価すると必ず修正事項があります。内容の見直しを行い、修正や改善を行っていきます。そして、ついに完成となります。

しかし、評価シートは、数年ごとにリニューアルが必要です。時代の変化や会社の変化に応じて内容を変えていくことがおすすめです。
もし、これから評価制度を導入していこうとお考えの企業様などいらっしゃいましたら、是非、エルシーアールにご相談頂けると幸いです。

                 株式会社エルシーアール 事業推進部 課長 倉住 準