ISOへの最近の取り組み

前回は「ISOは経営コンサルだ」というコラムを書かせていただきました。
今回は新たにISOに取り組む企業様の最近の傾向について書かせていただきます。

ISOに取り組む理由

ISOを新規に取り組む企業様も最近増えています。多くは同業他社が多数取り組んでいる事や社会的な信頼向上などを理由として挙げる企業様が多いようです。

新規に取り組む企業様の中で「ISOを通して、業務の進め方の標準を作りたい」「ISOを取り組むことで、社員に役割を分担させ責任と権限を与えて、社員の成長を促したい」という企業様も多くいらしゃいます。

長年ISOを運用されている企業様からは「審査対応で認証を維持しているだけではもったいないので、しっかり運用して業績向上につなげたい」というご相談が最近増えてきています。

ISOと具体的な業務の関係

ISOをしっかり運用すると本当に業績は向上するのでしょうか。
ISOの章立てと品質マネジメントシステムの具体的な業務の関係の一例を下表にまとめてみました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ISOで業務を向上させる方法は

多くの企業様では、中期経営計画を経営層が中心に作成し、年度計画を作成し実行し年次又は月次のレビューを行っているのではないでしょうか。
中には、なかなか業績向上に結び付かないという企業様もいらっしゃるのではないでしょうか。
・組織は適切で、人が育つための権限移譲や責任は、はっきりしていますか?
・教育は技術的なことや、マネジメントを含めた総合的なものになっていますか?
・業務の手順は決まっていて、見直しをしていますか?
・レビューをするときはQCD全般についてチェックしていますか?
・アクションは具体的ですか?
・等々

いつでもご相談ください

弊社では経営に役立つISOの取得と運用を支援しています。ご相談いただければ、人事制度や人材育成、社員教育、業務手順書、業務のムダとり改善などの観点から業績向上につながる運用を支援いたします。

                         株式会社エルシーアール 参与 大木  啓樹