【コラム】次につなげる研修事例 栃木県東部

 

 

 

 

 

 

G.Wも終わり、休みモードから仕事モードに切り替えている方も多いと思います。本日は、今年度も複数の階層で研修をスタートした企業様の事例をご紹介致します。
中でも毎年、新入社員の教育担当向けに開催している研修事例をご紹介します。

教育担当者向け研修

4月と翌年2月の年2回、下記の内容で開催しております。
● 4月開催:先輩に必要な条件と後輩指導のポイント
● 翌年2月開催:教育担当として振り返り

課題① 研修で学んだ内容が現場で活かせない
課題② 振り返りで毎年同じような課題が出る

上記2点が企業様と繰り返し打ち合わせをして、ヒアリングした課題でした。

私が提案した内容

課題①に対し、人事考課者研修で活用しているDVDを用いて、より現場に近いケーススタディの実施。
課題②に対し、振り返りで出てきた課題を【個人】と【上司】、【企業】に分類分けし、提言内容をまとめる。そして、
翌年の教育担当向け研修時に前年度の教育担当者からのバトンとして共有し、より良い状態で新入社員の育成
に臨める環境を整備する。

受講者からの反応

● よくある現場のDVD内容ということもあり、どう新入社員と関わり、指導すれば良いのかイメージが付いた
● ケーススタディをグループごとに行ったことで、他の受講者の関わり方も聞けて良かった
● 前年度の提言内容を共有頂いたことで、教育担当としての押さえておくポイントが具体的に把握できた
● 会社としても現場の声を把握でき、新入社員の配属先管理職社員にも意識付けできた

 

研修を終えて

昨年度開催した内容(受講者様からの声)を踏まえ開催したことにより、受講者も納得感のある様子で研修に臨まれていました。提言内容は教育担当者だけでなく、管理職向けの研修時にも共有しております。また、昨年度は新入社員の方から教育担当者へ手紙を書いてもらい、振り返りの研修時にお渡ししました。中には涙ぐんでいる受講者もおりました。

最後に、研修を通して学んだことや実践してみようと思ったことをそのままにせず、現場に活かすにはどうすれば良いかを考え、今後ともご支援できるように尽力していきます。

              株式会社エルシーアール 事業推進部 主任 鈴木 郁央