管理職研修 実施事例 建材卸販売業 栃木県

『意識が変われば行動が変わり、行動が変われば結果が変わる!』

~全階層による社員研修の導入により、一枚岩とって売上とチームワークが上昇(社長様インタビュー)~

 

企業様:栃木県 建材卸販売業(社員数100名)

研修内容:管理職研修 

 

 

 

 

以前から抱えてきた組織の悩みと状況

この卸販売の業界というのは、中々、商品や仕事自体の付加価値が出しにくく、社員が胸を張って自信満々に営業活動に取り組むことが難しい業界だと感じていました。また、顧客は建設業の職人さんが多く、傾向として、受注した商品をきちんと納品して当たり前、ちょっとでも対応につまずきが見られると、すぐに罵倒され、気付けばうつむき加減で仕事を続けることも多々ありました。

更に困ったことには、管理職もプレイングマネージャーとして営業していることから、顧客に怒鳴られることも時々あり、帰社後、負の連鎖で部下を罵倒してしまい、更にその部下が自分の後輩を罵倒するというサイクルが続いていました。

そんな状況にあっても、経営幹部はじめ、管理職たちも部下育成の方法や、目標管理のスキルなどを身につけておらず、ことあるごとに部下に対しては、「ちゃんとやっているか!?」と抽象的な指示命令とも叱責ともとれる言葉が当たり前の組織風土でした。

社員研修会の導入経緯

そんな中、リーマンショックが全世界に発生し、誰もが戦々恐々としていた矢先、エルシーアールの顧問の方に、当社の新年の業者会にて、人づくりの講演会を依頼しました。“会社は社員を第一に考え、社員はお客様を第一に考える”との内容が講演会のテーマであり、大変に考えさせられる機会となりました。

今、会社も世の中もリーマンショックで落ち込んでいる状態。だからこそ当社の社員を育て、真にお客様に喜んでもらえる人財に育て、全員がこの仕事に、そして人生に誇りを持って生きてもらえる会社にしたいと強く決心しました。

そこでエルシーアールの営業担当者と、現状を客観視して今後の展望を描いた時に、まずは会社の営業活動のキーマンである管理職に焦点を当て、徐々に他の階層にも研修を導入していこうとの中期人財ビジョンが出来上がりました。

しかし内心は、管理職研修を導入することで、社員たちの質が変わり、業務活動の結果に変化が見られるのかとても心配だったのが本音のところです。

その後の変化と効果性

管理職研修を1年間(12回)に渡り進めた結果、まず彼らの言葉が変わりました。管理職研修で習得した言葉を業務の中でも当たり前のように使用するようになり、社内の共通語となっていきました。また、部下のやる気を引き出すコーチング術や、計画的に目標を達成するための目標管理、PDCAサイクルで業務を進めていくこと、エゴグラムによる相手のタイプ分けと的確な対応法などを習得した結果、社内で蔓延していた暗くピリピリとした社風が、明らかに生き生きとポジティブな会話へと変わってきたのです。部下へのマネジメント手法なども、具体的な方法を取れるようになり、組織が管理職を中心にチームとなっていったのです。

その後、社員研修会は、中堅社員層、若手の営業担当者、見習い営業担当者、工事の施工担当者、女性社員、経営幹部へと徐々に階層を広げていき、現在は7階層にて社員研修会を実施しています。

まさにオール・エルシーアールというような流れとなり、人材育成コンサルタントを右腕に据えて、経営に邁進できる間隔となっています。

担当の営業の方は、弊社の研修講師も務めていることもあり、弊社の社員のことは何でも分かってくれているような感覚さえ覚えています。時には、この担当者から私に特定の社員への対応のアドバイスや、モチベーションが低下している社員なども客観的に見ぬいて頂き、退職者の予防にもつながったことも多々ありました。

いつも近くにいて何でも相談できる町医者のような存在こそが、エルシーアールだと感じています。

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