ハラスメント防止研修 実施事例 建設業 栃木県

 

 

 

 

 

 

立春も過ぎましたが、三寒四温どころか目まぐるしく毎日の気温が大きく変わる今日この頃です。コロナ禍の2度目の非常事態宣言により外出や他県への不要不急の移動自粛をはじめ、また在宅勤務もありストレスを感じている方も多いのではないでしょうか。

 

研修に至ったいきさつ

昨年、ある中堅の建設業様から弊社にパワーハラスメント防止研修についてお問い合わせがありました。緊急を要する研修のご依頼でした。その企業様ではパワーハラスメントに関連する問題が発生し、会社として再発を防ぐためにも、また企業風土をよくしていくためにも、何らかの対応をしないといけないとのことでした。企業様ではまずは当事者社員(以下、ご本人)のフォローとしてパワーハラスメント防止研修が必要ではないかと希望されていました。

早速、お伺いし、実際に起きたパワーハラスメント事例やこれまでの対応などをお聞きし、エルシーアールからは、ご本人に対する簡易的なカウンセリングとハラスメント再発防止のための研修を2日間かけて行うご提案をし、実施する事になりました。

今回は産業カウンセラーやメンタルヘルスマネジメントの資格を保有し、1,000回以上のカウンセリングや研修実績がある、最も経験豊かなコンサルタントが担当しました。

 

1日目はまずカウンセリング

1日目、まずはご本人とコンサルタントの信頼関係を形成するための話し合いに時間をかけ、簡易的な性格診断もおこないました。ご本人はとてもまじめな性格で、目標意識も高く実務能力も長けていることがわかりました。逆に能力が高いことが、他人に対して厳しい対応をしてしまうようであることもわかりました。

 

2日目は研修

ハラスメントを起こす人にはいくつかの類型があるといわれます。弊社ではご本人のタイプに合う指導内容を選択し、よりよい研修を実施しています。今回も2日目は、予め用意しておいた研修テーマのうち、ご本人に最も合うテーマを選び、研修を実施しました。

ご本人は熱心に受講され、研修終了後はご自分の思考傾向と今後に向けて改めることの理解を深められたご様子でした。

 

その後、管理職全体にもハラスメント防止研修を実施

ご本人への研修実施後、企業担当者様から、「もっと会社全体にハラスメント防止の意識をつけてほしい」とのご要望により、中堅リーダーと管理職へのパワーハラスメント防止研修を行いました。ハラスメントは、会社が長年に亘って築き上げてきた実績や社会への影響を一瞬で失ってしまう可能性があることを理解いただけたようです。

今回の研修は、ご相談いただいた企業様が就業規則に従った懲戒処分を単純におこなうだけではなく、当事者双方に対するフォローをきちんと行い社内の体制を強化したいとのお考えから実現しました。また、弊社の特徴の一つである受講者様への簡易カウンセリングやコーチングを十分に生かした研修を行うことができました。

株式会社エルシーアール 事業推進部 大木  啓樹

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