【コラム】キャリア形成の考え方は一つだけ?その2

 

 

 

 

 

 

【キャリア形成・キャリアデザインの考え方②】山登り型キャリア

一定のキャリアを積んだ上で自ら次のステップに挑戦しようとする際には、目指したい姿とそのプランを明確にする「山登り型キャリア」がお薦めです。

この考え方には、目標に到達できなかった場合や何らかの理由で道が閉ざされた時に挫折しやすいというデメリットがあります。ただ、一度決めた道に対して悩みを持ちにくく、目指したい姿や到達したい状態を明確にすることで周囲からの協力を得やすいというメリットがあり、これまでよりも更に成長していくことができます。

この際に大事になるのは、「意志を持ってプロを目指す領域を決めること(専門性を高める領域の選択)」です。これまでを振り返りながら、キャリア形成の基本となる自分の価値観や動機をもとに、能力や意志と掛け合わせて、覚悟を固めることが重要です。

【キャリア形成・キャリアデザインの考え方③】ヨットクルージング型キャリア

中堅層を経てからは、社会人としての歩み方も個人差が大きくなるため、状況次第では「山を掲げにくい」人も出てきます。その際に有効となるのは「周囲の期待を力に変えながら、自ら実現したいことへと歩み続ける」というキャリア意識です。リンクアンドモチベーションでは、どの方向から風が来ても進みたい方向に進むことができるヨットを比喩として置き、「ヨットクルージング型キャリア」と名付けています。

周囲の多様かつ都度変化する期待を自身のキャリアの推進力としつつ、プライベート(私生活での人生計画やマネープラン)と掛け合わせてプランを描くことが重要になります。

               株式会社エルシーアール 事業推進部 大木  啓樹

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