【コラム】チーム力を高めるための約束事・2(経験談)

 

 

 

 

 

 

以前、記載した小売業で店長として従事していた際に、意識していた事を記載します。

部下と約束したこと

① 答え合わせをしないこと
② 判断を誤った時には、しっかり謝罪すること
③ ビジョンを明確にし、ネガティブな雰囲気を無くすこと

以上3点が私が部下と約束したことです。
大切な事は日常的なコミュニケーションを図り、お互いを理解すること。
私のベースはコミュニケーションでした。

管理職の役割とは?

私が思う管理職の役割は、「生産性の向上」と「部下育成」だと考えます。
成果を出す事と部下育成、共通点は「人」であり、「心」です。
いかに1人1人の心を同じ方向に導くことができるか。

思うようになかなか成果が出せないと、課題に目が向き、
「どうすれば改善できるか」、「成果を出す為には何をすればいいかのか」と
できていない事をできるようにしようとする傾向にあると思います。
そうすると、悪い部分を責めることになりかねません。
自然と1人1人の心はネガティブになってしまいます。

私の取り組み方

私が意識的に行っていたのは、その反対。
良い所を褒め、さらに伸ばすように関わりました。
すると成果はさらに高まり、課題が薄まります。
課題が課題である事を悔しく感じ、積極的に克服しようとする気持ちになり、
いつの間にか改善できるようになりました。

私は現状を受け入れ、どうすれば主体的に課題を取り組むかを考え、取り組んでおりました。
時間は掛かるかもしれませんが、部下育成という目線で考えると、
7つの習慣の第1の習慣にもある「主体性を発揮する」が先決だと思います。
その習慣に部下を導けるよう、部下とのコミュニケーションは優先順位高く取っておりました。

部下から相談を受ける時も答えを準備するのも絶対にしませんでした。
相談を受けている途中で、「あの時の経験談を話そう」とか、「○○と回答しよう」等、
答えを準備すると、部下との会話に多少のズレが生じます。
以前の私は、一度決め付けで話を聞き、失敗した経験があります。

「心」にフォーカスを当て、主体性を発揮する事
相談を受けている最中に、答えを準備しない

この2点では部下育成はもちろん、人間関係構築をしていく上で
私は非常に大切な事だと思います。

               株式会社エルシーアール 事業推進部 鈴木 郁央


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