支援型リーダースキル研修会 実施事例 製造業 栃木県中央部

今回は、社内研修の事例を書いていこうと考えております。ご紹介したい企業様と研修内容ですが、宇都宮市にある製造業のお客様です。研修内容が支援型リーダーの育成研修会となっております。

現在の課題は?

なぜ、この企業様が支援型リーダーの育成をしていきたいかという経緯のお話ですが、先方様のお悩みである「若い方が相談なしにすぐに辞めてしまう。次の会社を決めてから辞めてしまう」ということがありました。このような状況になってしまったのは、全国的にコロナ感染が広まり、会社でのコミュニケーションが、リーダーや部下、新人の中で急激に減少し、辞める前の上司(リーダー)に相談が無くなってしまったとのことでした。コロナ禍が始まる前は、少なくとも相談があり、会社としても離職を食い止めることができたが、それすらできない状況が最近になって増えてきているとのことでした。

この状況に危機感をもった研修担当の方より、何かできないかということで、弊社にご相談を頂きました。「コロナ禍の時は、集合型の研修も控えてきたが、今は収まってきたので、研修を開催して後輩や部下に対しての接し方について、学ばせたい」とのご要望がありましたので、「支援型リーダースキル研修」をご提案しました。

提案させていただいたこと

研修内容としては、2時間×6回のシリーズ型です。リーダーとしての役割認識から始まり、職場内でのザッソウ(雑談力)を学習し、部下のタイプ別コミュニケーションの取り方を学んでいただきました。後半では、承認力と効果的な質問力を学んで頂き、徹底的にコミュニケーション力について学習をしている状況です。

何回か研修を終えて

研修終了後には、毎回、必ず「取組みシート」を行っています。このシートは、毎回研修で学んだことを踏まえて、次の研修までに、どうのように部下や後輩と接するかを受講生各自に自分で目標を立てて頂き、実践してもらうものです。しっかりと自分の言葉を手書きで書いて頂いています。今の時代、アナログなやり方ですが、手書きで書くことで頭に刻み込んでもらいます。

実践後には、しっかりと自分でできたか、できなかったかを評価してもらいます。これをやることで、前回の研修の復習や振り返りができるようになります。とても良い効果が生まれると感じています。しかし、弊社の取組みシートはこれで終わりません。自己評価後には、必ず、上司評価、コメントをもらうことが必須になっています。上司の方も部下がどんな研修をしているかを知ってもらうことと、上司の方も受講生をしっかりと見て頂く為にコメントを書いて頂いています。これをやることで、会社全体で研修をバックアップして頂くことができるのです。

研修は、これからも続きます。今後、研修を受けている方たちがどんな成長を遂げるかとても楽しみです。研修をやりたい、研修をしてみようかなと思った企業様がいらっしゃれば、弊社までお問合せ頂ければと思います!

 

               株式会社エルシーアール 事業推進部 課長代理 倉住 準